公開セミナー「『仏頂尊勝陀羅尼』関連の新資料について」/「法隆寺貝葉「仏頂尊勝陀羅尼」をめぐって」を開催(2014/07/17)
2014年7月17日(木)17:00から19:00まで文学部棟大会議室において、文学研究科附属人類文化遺産テクスト学センター主催により、公開セミナーを行った。今回は、『仏頂尊勝陀羅尼経』をめぐって、畝部俊也氏(文学研究科准教授)と佐々木大樹氏(大正大学非常勤講師・智山伝法院常勤講師)にご講演いただき、約30名の参加者があった。『仏頂尊勝陀羅尼経』はインドで成立後に、中央アジア~東アジアにおいて最も流布したもので、日本においても密教伝来直後より、真言宗で常用されるとともに為政者や民衆に深く信仰されたものである。畝部氏は『仏頂尊勝陀羅尼経』の内容とその信仰について概説し、その後、平戸松浦資料館所で新たに発見されたパーリ語写本『大倭國法隆寺所蔵貝多羅梵経』の特徴について指摘された。佐々木氏は、法隆寺貝葉「仏頂尊勝陀羅尼」を中心としながら、松浦資料館所蔵の『大倭國法隆寺所蔵貝多羅梵経』などとのテクスト比較を行い、そこからそれぞれの伝来について論じられた。その後、1時間ほどディスカッションが交わされ、日本および東アジア文化としての『仏頂尊勝陀羅尼経』研究の可能性が提示された。
・プログラム:
●畝部 俊也(名古屋大学文学研究科)
「『仏頂尊勝陀羅尼』関連の新資料について」
●佐々木 大樹(大正大学非常勤講師・智山伝法院常勤講師)
「法隆寺貝葉「仏頂尊勝陀羅尼」をめぐって―特に松浦史料博物館所蔵『大倭國法隆寺所蔵貝多羅梵経』に注目して―」
・日時:2014年7月17日(木) 17:00~19:00
・会場:名古屋大学文学部棟大会議室
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